Special Edition ②




マーク夫妻と食事をしながら、プロジェクトに関する詳細を改めて説明した。
そして、プロジェクトのとある企画のアドバイザーとして就任して頂く事となり、杏花のお陰で取れたと言ってもいい。

昼食後は残りのホールを一緒に回り、更に友好を深めて……。
エリー夫人は杏花のことが偉く気に入ったようで、個人的に連絡先を交換したようだ。

マークは俺の予想通り、妻に極甘で、妻が喜ぶことなら少しくらい常識外であっても叶えたいという。
そんな彼は、俺とそっくりと言っていい。
俺だって、杏花が喜ぶならどんなことでもしてやりたいから。

似たもの同士の俺らは、話し始めると結構息が合って、視線の先は常に愛妻がいる。
それに気づいた俺らは、どちらともなく笑みを溢して。

杏花のお陰で、エリー夫人だけでなく、マークの心をも掴んだようだ。

偏屈王と有名なマークだが、俺から見たらただの妻思いの優しい夫だという事だ。
ほんの少し度が過ぎるほどの愛情の持ち主というスパイスが効いてるくらいで。



「Wow!! So beautiful!!」(訳:わぁ、とっても綺麗ね~)

エリー夫人の手にゴルフウェアとして使用できる和柄のボウリングウェアと浴衣一式をプレゼントした。
日本贔屓のエリー夫人のために、前々から浴衣は用意していた。
そして、ゴルフ好きなマークのために、お揃いコーデのウェアをプレゼントしようと。

杏花が言うには、ボウリングウェアはゴルフウェアを共有して使用するらしくて。
ゴルフウェアだとある程度の知名度と入手も比較的簡単なものばかりで。
だから、ボウリングのウェアを探した所、綺麗な和柄のウェアを発見。
それを夫婦にプレゼントした。

次に来日した時は、そのウェアで一緒に回ろうと約束して。