長かった夏休みも、もうじき終わりが近い。
夏休みの後半は意図的に予定を減らしており、あるとすれば家族や親戚と会うくらいだったので、何事もなく夏休みも終わることができそうだった。
ただよく考えると夏休み明けの一日目は、しばらく吸血できていない状態で登校することになるわけだ。
(始業式は火曜日だけど吸血お願いしたほうがいいかもなー・・・)
なるべく瀬名くんの負担は減らしたいとは思っているけど、やはりお願いするしかなさそうだ。
今は始業式4日前。
せめてもの負担軽減のために、なるべく早めにお願いをしたい。
そう思って早速スマホを手に取ると、まさにその瞬間瀬名くんからメッセージが来た。
『始業式の前日の月曜は吸血ありの方がいいんじゃない?』
ちょうど瀬名くんも私と同じことを心配してくれていたようだ。
私としては始業式の日でもその前日でも構わないので、瀬名くんに合わせるつもりでメッセージを返す。
『月曜日はぎりぎりまだ夏休みだから、予定入ってたりしない?大丈夫?』
『大丈夫。毎年前日は課題に追われることを予想して予定入れてないから』
『それ今年は大丈夫なの?』
『わかんない』
不安になるような回答をするので思わず進捗をきくと、まだ終わってない教科を挙げ連ねだす瀬名くん。
たぶんあと3分の2くらいは残ってそうな感じだ・・・。
『あと4日だけどそれ間に合う?』
『わかんない』
やはり不安をあおってくる瀬名くん。
『私とやりとりしてる暇ないじゃん。この間に課題したほうがいいって絶対』
『今は休憩だからいいの』
本当に大丈夫だろうか・・・・。
何事も器用にこなす瀬名くんのことだから大丈夫だとは信じたいけど・・・・。
『ほんとに困ったら相談してね。瀬名くんにはいっぱいお世話になってるから』
『え、いいの?もしかして課題手伝ってって言ったら手伝ってくれる?』
『一応言っておくけど全部はだめだからね?』
やるとしたら丸付けだけ。直しは瀬名くんが自分でやる。
あと生物の調べて書く課題は教科書の内容とは全然関係なさそうだったからそれも私がやる。
そういうことで決まった。
いつでも家に来ていいとのことだったので、早く終わらせるためにも次の日の朝いちばんに訪問することになった。
夏休みの後半は意図的に予定を減らしており、あるとすれば家族や親戚と会うくらいだったので、何事もなく夏休みも終わることができそうだった。
ただよく考えると夏休み明けの一日目は、しばらく吸血できていない状態で登校することになるわけだ。
(始業式は火曜日だけど吸血お願いしたほうがいいかもなー・・・)
なるべく瀬名くんの負担は減らしたいとは思っているけど、やはりお願いするしかなさそうだ。
今は始業式4日前。
せめてもの負担軽減のために、なるべく早めにお願いをしたい。
そう思って早速スマホを手に取ると、まさにその瞬間瀬名くんからメッセージが来た。
『始業式の前日の月曜は吸血ありの方がいいんじゃない?』
ちょうど瀬名くんも私と同じことを心配してくれていたようだ。
私としては始業式の日でもその前日でも構わないので、瀬名くんに合わせるつもりでメッセージを返す。
『月曜日はぎりぎりまだ夏休みだから、予定入ってたりしない?大丈夫?』
『大丈夫。毎年前日は課題に追われることを予想して予定入れてないから』
『それ今年は大丈夫なの?』
『わかんない』
不安になるような回答をするので思わず進捗をきくと、まだ終わってない教科を挙げ連ねだす瀬名くん。
たぶんあと3分の2くらいは残ってそうな感じだ・・・。
『あと4日だけどそれ間に合う?』
『わかんない』
やはり不安をあおってくる瀬名くん。
『私とやりとりしてる暇ないじゃん。この間に課題したほうがいいって絶対』
『今は休憩だからいいの』
本当に大丈夫だろうか・・・・。
何事も器用にこなす瀬名くんのことだから大丈夫だとは信じたいけど・・・・。
『ほんとに困ったら相談してね。瀬名くんにはいっぱいお世話になってるから』
『え、いいの?もしかして課題手伝ってって言ったら手伝ってくれる?』
『一応言っておくけど全部はだめだからね?』
やるとしたら丸付けだけ。直しは瀬名くんが自分でやる。
あと生物の調べて書く課題は教科書の内容とは全然関係なさそうだったからそれも私がやる。
そういうことで決まった。
いつでも家に来ていいとのことだったので、早く終わらせるためにも次の日の朝いちばんに訪問することになった。