(でも、この状況どう考えてもマズいよね……)
リスナーさんにこんなに思ってもらえているなんて、配信者としては飛び跳ねるほど嬉しい。
でもそれより私の頭の中は、どうやってミコトちゃんに内緒にしていてもらうかでいっぱいだった。
(ミコトちゃんは蒼くんの彼女さんかもしれないし、あんまり邪険に扱うわけにもいかないよね)
私は悩んだ。
(まだミコトちゃんがどういう人か知らないし、でも『みこちゃま』さんには感謝してるし……)
でもミコトちゃんはすごく大人だった。
私がどう答えていいか悩んでいたら、ミコトちゃんの方から話を進めてくれた。
「もしかして、柚里葉ちゃんが〝HAL〟ちゃんだってことって内緒だったりする、よね……」
ミコトちゃんの視線は私の頭からつま先までを往復する。
だって顔出しして、にこにこしている〝HAL〟と、現実の〝柚里葉〟の姿は似ても似つかない。
「こんな女の子でがっかりしたよね……。ごめんなさい」
思わず、私の口からポロっと本音がこぼれ出てしまう。
リスナーさんにこんなに思ってもらえているなんて、配信者としては飛び跳ねるほど嬉しい。
でもそれより私の頭の中は、どうやってミコトちゃんに内緒にしていてもらうかでいっぱいだった。
(ミコトちゃんは蒼くんの彼女さんかもしれないし、あんまり邪険に扱うわけにもいかないよね)
私は悩んだ。
(まだミコトちゃんがどういう人か知らないし、でも『みこちゃま』さんには感謝してるし……)
でもミコトちゃんはすごく大人だった。
私がどう答えていいか悩んでいたら、ミコトちゃんの方から話を進めてくれた。
「もしかして、柚里葉ちゃんが〝HAL〟ちゃんだってことって内緒だったりする、よね……」
ミコトちゃんの視線は私の頭からつま先までを往復する。
だって顔出しして、にこにこしている〝HAL〟と、現実の〝柚里葉〟の姿は似ても似つかない。
「こんな女の子でがっかりしたよね……。ごめんなさい」
思わず、私の口からポロっと本音がこぼれ出てしまう。