「動いた…!」 少しずつ…私の足は金縛りが解け動いてゆく。 そしてゆっくり… 『皐月』に近付く。 「また!」 校庭に少し行ったところでまた止まってしまった。 「動いてよ!」 私はもう涙目になりつつ必死に足の指先から動かす。