「好きです!」
少し開いてるドアから聞こえる、『好き』という声。告白か…私には、縁のない世界だな。
クラス分のノートを抱えて、私は理科室を出る。
あの告白は、どうなるんだろー…少女漫画では、
俺も好きだったとか言って…あのまま…キスしたり…わぁ…考えるだけでキュンキュンする!
そう。私清瀬 美羽は大の少女漫画好き。
家には、小さい頃から集めた少女漫画がずらりと本棚に並んでいる。
よし!早く運ぼ。
…重いなー…。少女漫画だったらここで、
主人公が現れたりして…現れるわけないけど。
…やっと、教室着いたー!
重かったし…。これ、普通1人に任せないよね?!
教卓に、クラス分のノートを置いて、私は、お弁当をもって、友達の元に。
「あっ!瑠奈ー!」
「あっ!美代ちゃんと、加奈ちゃん!もう疲れたよー!」
私は、ふたりが座ってる横に座る。
「ハハッ!どうせぼーとしてたんでしょ?美羽が悪い!」
なんて加奈ちゃんに言われてしまい、
そうだけどーなんて答える。
「あっ!そういえば美代課題出した?」

