文化祭であたしたち軽音部が演奏するのは計三曲。
明るくポップな一曲目「君の瞳はマグネット」に、ジャジーでおしゃれな二曲目「涙色のプールサイド」。
そして最後の曲が、疾走感のあるロックナンバー「閃光夏休み」。
曲の後半にはなんと、浅野くんとあたしが交代でソロを弾くパートが!
ひゃあああ、緊張するー!
……で、なんだっけ、えっと、ピック弾き?
「最後だけシャープな音出してもらえると、曲の世界観がすごくいい感じに表現できるんだよねー! フレーズは単純だし、そこだけでもピック弾きにできないかなー、と思って!」
「い、今からピック弾き練習するんですか?」
「迷ったんだけど、みかるん最近指弾きはだいぶできるようになってきたからお願いしてみた! 試しに今ちょっとやってみて!」
モニ先輩から受け取ったピックを右手でつまんで、いつも浅野くんが弾いているみたいにストロークしてみた。
指弾きとはまた違った感覚。
リズムがなかなかキープできない。
教則本を見ながら十五分くらい練習すると、八分音符で同じ音階を弾くことならなんとかできるようになってきた。
だけど、弦移動したり少しでもリズムを変えると、すぐに崩れちゃう。
しかも、指弾きとは使う筋肉が違うから、あっという間に疲れてしまった。
「結構難しいんですね……」
「急なお願いだから無理強いはしないけどさ、ピック弾きもできたら表現の幅が広がるから、よかったら試してみて! どうしても難しい部分あれば相談してね!」
再オーディション明けから、モニ先輩に提示された課題を一つひとつクリアして、どんどんベースの実力を上げているあたし。
だけど、今から全く初めての弾き方をするのは、正直怖さのほうが強かった。
せっかくキラキラなあたしを学校中に見せるチャンスなのに。
下手に慣れない弾き方にチャレンジして失敗しちゃったら。
その結果|また《●●
明るくポップな一曲目「君の瞳はマグネット」に、ジャジーでおしゃれな二曲目「涙色のプールサイド」。
そして最後の曲が、疾走感のあるロックナンバー「閃光夏休み」。
曲の後半にはなんと、浅野くんとあたしが交代でソロを弾くパートが!
ひゃあああ、緊張するー!
……で、なんだっけ、えっと、ピック弾き?
「最後だけシャープな音出してもらえると、曲の世界観がすごくいい感じに表現できるんだよねー! フレーズは単純だし、そこだけでもピック弾きにできないかなー、と思って!」
「い、今からピック弾き練習するんですか?」
「迷ったんだけど、みかるん最近指弾きはだいぶできるようになってきたからお願いしてみた! 試しに今ちょっとやってみて!」
モニ先輩から受け取ったピックを右手でつまんで、いつも浅野くんが弾いているみたいにストロークしてみた。
指弾きとはまた違った感覚。
リズムがなかなかキープできない。
教則本を見ながら十五分くらい練習すると、八分音符で同じ音階を弾くことならなんとかできるようになってきた。
だけど、弦移動したり少しでもリズムを変えると、すぐに崩れちゃう。
しかも、指弾きとは使う筋肉が違うから、あっという間に疲れてしまった。
「結構難しいんですね……」
「急なお願いだから無理強いはしないけどさ、ピック弾きもできたら表現の幅が広がるから、よかったら試してみて! どうしても難しい部分あれば相談してね!」
再オーディション明けから、モニ先輩に提示された課題を一つひとつクリアして、どんどんベースの実力を上げているあたし。
だけど、今から全く初めての弾き方をするのは、正直怖さのほうが強かった。
せっかくキラキラなあたしを学校中に見せるチャンスなのに。
下手に慣れない弾き方にチャレンジして失敗しちゃったら。
その結果|また《●●
