「さて、これがTAB譜! この譜面を見れば、どの弦のどこを左手で押さえて弾けばいいかがわかるよ」
モニ先輩が、机の上の紙束をあたしのほうに寄せた。
楽譜のように見えるけど、音楽の教科書で見るような音符の代わりに、四本線の上に「1」とか「5」とかいろんな数字が書かれている。
「今から読み方教えるから、よく聞いてね!」
モニ先輩が、譜面のあちこちを指差しながら丁寧に解説してくれた。
それにしても、こんなに大量の楽譜を頭に入れないといけないのか。
うう、あたしにできるかな……?
「というわけで、再来週の金曜日にみんなで一曲通して合わせるから、それまでにできるようになることを目指して頑張ろう! 困ったことがあればいつでも相談しにおいで! あと、それから——」
ちょっと待ってて、と立ち上がったモニ先輩が、部屋の後ろの本棚から一冊の本を取って戻ってきた。
「これ、ベース初心者用の教則本! 持ち帰っていいから、これ読みながら練習してね!」
モニ先輩に渡された本を手に取る。社会科の資料集くらいの大きさと厚さ。
中を開き、目次に目を通してみた。
知らないカタカナの単語がいっぱいで、頭がクラクラしてきちゃう。
「あの……これって全部覚えないといけないんですか?」
「最終的には、覚えてもらえるとうれしいな」
そっかあ……。
一人前のベーシストになるためには、いろんな知識を頭に入れて、たくさん練習しないといけない。
頭ではわかっていたつもりだった。
だけど、いざ教則本を手に取ると、とてつもなく険しい山が突然目の前に現れた気分。
「とはいっても、今身につけるのはとりあえず、『君の瞳はマグネット』に使う技術だけで大丈夫だから。それ以外のところはゆっくり覚えていけばいいよ!」
あたしを安心させようとしてか、モニ先輩が付け加える。
「気になるところあったら、私やジオに聞いてね!」
「はい、ありがとうございます!」
浅野くんは怖いから、モニ先輩に質問しよっと。
「あの、ベースも家に持ち帰っていいんでしょうか?」
「もちろん! ケースもあるから使っちゃって。家で練習する時に便利な機材も今から教えるね」
「わかりました! よろしくお願いします!」
ちょっと大変そうだけど、みんなと演奏合わせるの楽しみだし、頑張るぞー!
モニ先輩が、机の上の紙束をあたしのほうに寄せた。
楽譜のように見えるけど、音楽の教科書で見るような音符の代わりに、四本線の上に「1」とか「5」とかいろんな数字が書かれている。
「今から読み方教えるから、よく聞いてね!」
モニ先輩が、譜面のあちこちを指差しながら丁寧に解説してくれた。
それにしても、こんなに大量の楽譜を頭に入れないといけないのか。
うう、あたしにできるかな……?
「というわけで、再来週の金曜日にみんなで一曲通して合わせるから、それまでにできるようになることを目指して頑張ろう! 困ったことがあればいつでも相談しにおいで! あと、それから——」
ちょっと待ってて、と立ち上がったモニ先輩が、部屋の後ろの本棚から一冊の本を取って戻ってきた。
「これ、ベース初心者用の教則本! 持ち帰っていいから、これ読みながら練習してね!」
モニ先輩に渡された本を手に取る。社会科の資料集くらいの大きさと厚さ。
中を開き、目次に目を通してみた。
知らないカタカナの単語がいっぱいで、頭がクラクラしてきちゃう。
「あの……これって全部覚えないといけないんですか?」
「最終的には、覚えてもらえるとうれしいな」
そっかあ……。
一人前のベーシストになるためには、いろんな知識を頭に入れて、たくさん練習しないといけない。
頭ではわかっていたつもりだった。
だけど、いざ教則本を手に取ると、とてつもなく険しい山が突然目の前に現れた気分。
「とはいっても、今身につけるのはとりあえず、『君の瞳はマグネット』に使う技術だけで大丈夫だから。それ以外のところはゆっくり覚えていけばいいよ!」
あたしを安心させようとしてか、モニ先輩が付け加える。
「気になるところあったら、私やジオに聞いてね!」
「はい、ありがとうございます!」
浅野くんは怖いから、モニ先輩に質問しよっと。
「あの、ベースも家に持ち帰っていいんでしょうか?」
「もちろん! ケースもあるから使っちゃって。家で練習する時に便利な機材も今から教えるね」
「わかりました! よろしくお願いします!」
ちょっと大変そうだけど、みんなと演奏合わせるの楽しみだし、頑張るぞー!
