ただ真っ直ぐに、君が好き。

どうしたんだろう?

そんな呑気なことを考えていた。

次の瞬間までは...



「松野井、好きだよ。俺と、付き合って」



突然のことに、ただ唖然とする私。

矢原くんが私のことを、すき?




「...」

「...」

「えっ!?」

「ははっ、反応遅くない?」




そう言って笑う矢原くん。

だって、だって...




「私も、矢原くんのことが好きですっ!」

「マジで!?」

「うん」



矢原くんにむけて笑顔を作ると、矢原くんも私に笑顔を返してくれた。

たったそれだけなのに、とても幸せと感じた。




「はいっ!そこまで~、次の選手が来るから。な?」



係員役の生徒さんの言葉で、ここが講習の面前だということを思い出す。