高校三年生の春。いよいよ私の高校生活最後の一年がこれから始まろうとしている。いつも通りスマホのアラームを止め、ベッドから起きて朝ごはんを食べ、身支度を整える。
「いってきまーす。」
「いってらっしゃーい。」
そしてお母さんに見送られて電車に乗り、音楽を聞きながらスマホをいじりながら電車に揺られる。そして最寄りの駅のアナウンスが流れると電車を降りて改札を通り、いつも待ち合わせをしている改札前の柱の近くに向かい。待つこと数分。
「おはー」
と後ろから声を掛けられ振り返るとそこにはまだ眠そうな顔をした友人の明日夏の姿が目に入り、そのまま流れるように学校へ向かって歩き始める。
明日夏とは高校二年生の時にクラスが同じで最初の席が前後なこともあって明日夏の方から話しかけてくれたことがきっかけで話すようになり、今では一番の友達だ。
「いや~今年で最後か~。なんか考え深いねー。」
「そうだねぇ。明日夏と一緒に学校行けるのも残り一年だ。」
腕を組んで一人で頷きながら考え深いといった表情をして言う明日夏の言葉にこちらも考え深くなる。
「うわ。なにそれ分かってはいたけど改めて考えると泣けてくるわ。」
「今から始業式なんだから泣くと顔ぐちゃぐちゃになるよー。」
「酷いな!!泣く分けないだろ!まだ始まったばかりなんだから。」
こんなたわいもない話をしているとあっとという間に学校の校門に着き、下駄箱へ向かうとすでに張り出されているクラス表をいち早く見ようと多くの生徒が群がっていた。
「最後のクラスはどんなかね~。」
「今年も同じクラスがいいなぁ。」
「夏純寂しがり屋だもんね(笑)」
「うるさい!」
ニヤニヤとからかってくる明日夏を睨みを利かせると「おーこわっ(笑)」と言ってクラス表を見始める。
私達は一年からの二年間ずっと同じクラスだ。私はそれほどいろんな人に積極的に話しに行くタイプではないから3年目にして一人知らない空間に飛び込むのは正直怖い、だからどうしても明日夏と同じクラスになりたい。人混みをすり抜け表が見えやすいところまで行くとドキドキした気持ちで端から名前を目で追っていく。すると隣から「あ!」という声が聞こえて肩を震わし、目線をそちらに移すとゆっくりとこちらに顔を向けてくる明日夏を緊張した面持ちで見つめると驚いていた表情が一気に笑顔になりピースサインをしながら
「一緒のクラス!!」
と言われる。信じられないといった顔で「ほんと?!」と興奮気味にピースしていた明日夏の手を掴むと「ほんとほんと!!ほら!」と指さされたクラスの名前を見ると『七瀬明日香』の文字の後に『西原明日夏』という文字が目に入り疑いが確信に変わってもう一度明日夏の方を向き、二人で喜ぶ。
「ほんと安心したー。」
「何が?」
一通り喜びを分かち合った後、教室まで向かうまでの道中にクラス分けの結果に改めて安堵の言葉を吐く。その横でニマニマしながら明らかにわざとらしい聞き方をしてくることに対して分かってるくせに、とじっと横を見るとその視線に負けずに明日夏はからかい続けてくる。
「えー、夏純がそーんなに私と同じクラスになりたかったとは、、うれしいですな~」
腕を組みながらうんうんと頷きながら言っている明日夏に呆れて無視してすたすた歩いて行くと「ごめんて!待ってよ~」と追いかけてくる。そして教室に着くと自分たちの席に座り、始業式の時間までしゃべりながら待つ。しばらくすると廊下から先生の集合がかかりズラズラと生徒が移動するので私たちもそれに合わせて教室を出て体育館に向かう。
「それでは最後に今年度からこの学校にお越しいただいた先生方の紹介をします。」
式は淡々と進んでいき、教頭先生からの言葉に周りは少しざわざわしている。私はというとどんな先生が来るのかそこまで気になっていないため眠気と戦ってボーとしていた時間がやっと終わるーなんて思う。しかし小さかったざわめきが「え?やばい!!」「めっちゃかっこよくない!」「やばいやばい」という言葉がいたるところから聞こえ、一気に大きくなるのを感じて視線を壇上に上げる。そして体育館がざわついた理由が分かった。
「いってきまーす。」
「いってらっしゃーい。」
そしてお母さんに見送られて電車に乗り、音楽を聞きながらスマホをいじりながら電車に揺られる。そして最寄りの駅のアナウンスが流れると電車を降りて改札を通り、いつも待ち合わせをしている改札前の柱の近くに向かい。待つこと数分。
「おはー」
と後ろから声を掛けられ振り返るとそこにはまだ眠そうな顔をした友人の明日夏の姿が目に入り、そのまま流れるように学校へ向かって歩き始める。
明日夏とは高校二年生の時にクラスが同じで最初の席が前後なこともあって明日夏の方から話しかけてくれたことがきっかけで話すようになり、今では一番の友達だ。
「いや~今年で最後か~。なんか考え深いねー。」
「そうだねぇ。明日夏と一緒に学校行けるのも残り一年だ。」
腕を組んで一人で頷きながら考え深いといった表情をして言う明日夏の言葉にこちらも考え深くなる。
「うわ。なにそれ分かってはいたけど改めて考えると泣けてくるわ。」
「今から始業式なんだから泣くと顔ぐちゃぐちゃになるよー。」
「酷いな!!泣く分けないだろ!まだ始まったばかりなんだから。」
こんなたわいもない話をしているとあっとという間に学校の校門に着き、下駄箱へ向かうとすでに張り出されているクラス表をいち早く見ようと多くの生徒が群がっていた。
「最後のクラスはどんなかね~。」
「今年も同じクラスがいいなぁ。」
「夏純寂しがり屋だもんね(笑)」
「うるさい!」
ニヤニヤとからかってくる明日夏を睨みを利かせると「おーこわっ(笑)」と言ってクラス表を見始める。
私達は一年からの二年間ずっと同じクラスだ。私はそれほどいろんな人に積極的に話しに行くタイプではないから3年目にして一人知らない空間に飛び込むのは正直怖い、だからどうしても明日夏と同じクラスになりたい。人混みをすり抜け表が見えやすいところまで行くとドキドキした気持ちで端から名前を目で追っていく。すると隣から「あ!」という声が聞こえて肩を震わし、目線をそちらに移すとゆっくりとこちらに顔を向けてくる明日夏を緊張した面持ちで見つめると驚いていた表情が一気に笑顔になりピースサインをしながら
「一緒のクラス!!」
と言われる。信じられないといった顔で「ほんと?!」と興奮気味にピースしていた明日夏の手を掴むと「ほんとほんと!!ほら!」と指さされたクラスの名前を見ると『七瀬明日香』の文字の後に『西原明日夏』という文字が目に入り疑いが確信に変わってもう一度明日夏の方を向き、二人で喜ぶ。
「ほんと安心したー。」
「何が?」
一通り喜びを分かち合った後、教室まで向かうまでの道中にクラス分けの結果に改めて安堵の言葉を吐く。その横でニマニマしながら明らかにわざとらしい聞き方をしてくることに対して分かってるくせに、とじっと横を見るとその視線に負けずに明日夏はからかい続けてくる。
「えー、夏純がそーんなに私と同じクラスになりたかったとは、、うれしいですな~」
腕を組みながらうんうんと頷きながら言っている明日夏に呆れて無視してすたすた歩いて行くと「ごめんて!待ってよ~」と追いかけてくる。そして教室に着くと自分たちの席に座り、始業式の時間までしゃべりながら待つ。しばらくすると廊下から先生の集合がかかりズラズラと生徒が移動するので私たちもそれに合わせて教室を出て体育館に向かう。
「それでは最後に今年度からこの学校にお越しいただいた先生方の紹介をします。」
式は淡々と進んでいき、教頭先生からの言葉に周りは少しざわざわしている。私はというとどんな先生が来るのかそこまで気になっていないため眠気と戦ってボーとしていた時間がやっと終わるーなんて思う。しかし小さかったざわめきが「え?やばい!!」「めっちゃかっこよくない!」「やばいやばい」という言葉がいたるところから聞こえ、一気に大きくなるのを感じて視線を壇上に上げる。そして体育館がざわついた理由が分かった。
