はぁ、ホントやだ。まぁ、同名ってだけで本人だとは思わないと思うけど。
だって今の私は、黒髪ウイッグに、黒のカラコン。それにネックウォーマーをしている。流石にわかんないでしょ。穂稀の時はオレンジの髪に、青の瞳。
で、穂波の時は青の髪に、オレンジの瞳。面影一つもないもの。
大丈夫だよね…?
バレたら絶対大事になる。拓から聞いた話によると、皆血眼になってマホと穂波を探してるらしい。
ちなみにマホは穂稀のときの通り名。名前かられを取って、逆にしただけの名前。我ながら安直すぎると思う。
穂波のことは幼なじみの6人が特に探しているらしい。3人は私のこと“大嫌い”なはずなのにね。ホントおかしい話。nobleの2年の幹部の海って奴がnobleTOP3に穂波の伝説はホントなのかって聞いたら急に泣きながら謝り始めて、帰ってきて…って言ってたらしい。
何言ってんだろ。nobleトップ3…あんたらが私をっ、嫌っているんでしょ、?一番。今でも私は大切な幼馴染。でもっでもっお前らは違った…ずっと忌み嫌ってた。話したくも顔も見たくないって……なんでよ、今頃もう遅いよ…
会いたいけど、無理でしょ?このことを由姫は知らないから生徒会に入ったらしいけど、私は絶対に入らない。
凛、由姫のことは骨格でわかったみたいだけど、私はその骨格すら見せないから。悟らせない。
無事にこの生活が終わるまで…
また居なくなるかもしれないし、2年もたったし、由姫に会ったからすぐに私のことなんて忘れるだろう。そのままずっと、忘れていて──────
「お………、い〜〜〜〜?聞いてるか、?…た〜〜し…っ!?」
「穂稀、、?」
はっそうだった、ふたりと話してたんだった。普通に忘れてた…
「ごめん!ちょっと思い出してた、」
「よかったぁ〜穂稀は私が守るからね!」
「ふふっありがとう由姫。でもお父さんから由姫守って!って言われてるから」
由姫には私の身にあったことをのことを話していない。大切な妹を傷つけないように…これ以上。春希のことで相当まいっているみたいだし。拓にはもう、話してあるしね。
「よし、気を取り直して!行こう!」
「おー!」
門をくぐり、理事長室へ向かう。何気に高等部来るの初めてだなぁ…中等部とあんまり変わらないな。まあ敷地は同じだしね。
由姫を真ん中にし、歩き出す。
歩いているとあちこちで女子の会話が聞こえる。
「キャー!拓真様よっ」
「一匹狼感がたまらんっ」
おーおー(笑)変わってないなあ昔は自分も言われてたなぁ〜こんなブスに何で?って思ってたんだよねー今でもわからんわ
「ねぇ、あいつ誰よ。また転入生!?この前みたいにはなりたくたい…」
どこからか聞こえるうんざりとした声。由姫のことだろう。蓮が由姫の為に生徒会の権限使ったらしいからな…
愛は人を変えるってことがよくわかったわ。昔はそんなんじゃなかったからな、
いつの間にか校舎に入り、廊下を進んでいた。進むにつれ、人気がなくなり始める。
もうそろそろか。
「ついたよっ外で待ってるね…!」
「、大丈夫か、?気をつけろよ」
珍しく拓が心配してくれた。優しいよな、こういうところ。
「ん、大丈夫。由姫も拓もありがと。じゃ、また後で」
手を振り、理事長室のドアをノックする。
「失礼します。転入生の白咲穂稀です。」
「入ってくれ」
声がするとともにドアを開け、部屋に入る。
「君が穂稀くんか。噂は由姫くんから聞いているよ 君のような秀才がこの学園に来てくれたことを本当に感謝する」
まあお世辞がうまいですね。理事長センセ。
そんな頭よくないけどねぇ…
「恐れ入ります。私もこの学園に入ることができて光栄です。」
久々にきたらやっぱ西学いいところだなーとは思った。 それをちょっと大袈裟にいっただけだし…ま、まあいいか。
「ところで由姫くんから聞いていると思うがここには暴走族がいる。気をつけるように」
気をつけるように、か
まぁ、大丈夫でしょ。だって私も合気道とか一通り習ってたし、そこらへんの人よりかは強いと思うもん。
「あぁ忘れていた。後、君は由姫くんと同じように生徒会寮に入ってもらう。部屋は由姫くんの隣だ。同じ階に住む東に案内を頼んでいる。安心してくれたまえ」
えぇ…早速nobleメンバー、か。
分かってたけどやだなぁー…舜鋭そうだし。
「はい、失礼します。理事長
転入生、俺が東だ。今から案内をするついてこい」
「あとの説明は頼んだぞ東」
「お任せください」
はぁ、由姫から一通りの説明はもらってるし、分かってるし、要らないんだけど…
まぁ断るのも変だし聞いとこっと。
ガチャっ
「失礼しました」
理事長室を後にし寮へと向かう。
「えっと…東、?先輩でしたよね?よろしくお願いします。由姫から話は聞いています。姉の穂稀です。私のこともよろしくお願いします。」
名前を覚えてない感じを出すことで嘘をついてることを隠す。あーーー、もう。舜って呼びたい。
東先輩っていうのマジだるい。
「穂稀…穂波、?ほ、なみ、、」
「どうしましたか?」
穂波…ってなんでそんな優しい声で私の名前を呼ぶの?言いたくなるじゃん。そうだよ、穂波だよ。会いたくて帰ってきちゃったって。言いたいよ。今すぐ
だって今の私は、黒髪ウイッグに、黒のカラコン。それにネックウォーマーをしている。流石にわかんないでしょ。穂稀の時はオレンジの髪に、青の瞳。
で、穂波の時は青の髪に、オレンジの瞳。面影一つもないもの。
大丈夫だよね…?
バレたら絶対大事になる。拓から聞いた話によると、皆血眼になってマホと穂波を探してるらしい。
ちなみにマホは穂稀のときの通り名。名前かられを取って、逆にしただけの名前。我ながら安直すぎると思う。
穂波のことは幼なじみの6人が特に探しているらしい。3人は私のこと“大嫌い”なはずなのにね。ホントおかしい話。nobleの2年の幹部の海って奴がnobleTOP3に穂波の伝説はホントなのかって聞いたら急に泣きながら謝り始めて、帰ってきて…って言ってたらしい。
何言ってんだろ。nobleトップ3…あんたらが私をっ、嫌っているんでしょ、?一番。今でも私は大切な幼馴染。でもっでもっお前らは違った…ずっと忌み嫌ってた。話したくも顔も見たくないって……なんでよ、今頃もう遅いよ…
会いたいけど、無理でしょ?このことを由姫は知らないから生徒会に入ったらしいけど、私は絶対に入らない。
凛、由姫のことは骨格でわかったみたいだけど、私はその骨格すら見せないから。悟らせない。
無事にこの生活が終わるまで…
また居なくなるかもしれないし、2年もたったし、由姫に会ったからすぐに私のことなんて忘れるだろう。そのままずっと、忘れていて──────
「お………、い〜〜〜〜?聞いてるか、?…た〜〜し…っ!?」
「穂稀、、?」
はっそうだった、ふたりと話してたんだった。普通に忘れてた…
「ごめん!ちょっと思い出してた、」
「よかったぁ〜穂稀は私が守るからね!」
「ふふっありがとう由姫。でもお父さんから由姫守って!って言われてるから」
由姫には私の身にあったことをのことを話していない。大切な妹を傷つけないように…これ以上。春希のことで相当まいっているみたいだし。拓にはもう、話してあるしね。
「よし、気を取り直して!行こう!」
「おー!」
門をくぐり、理事長室へ向かう。何気に高等部来るの初めてだなぁ…中等部とあんまり変わらないな。まあ敷地は同じだしね。
由姫を真ん中にし、歩き出す。
歩いているとあちこちで女子の会話が聞こえる。
「キャー!拓真様よっ」
「一匹狼感がたまらんっ」
おーおー(笑)変わってないなあ昔は自分も言われてたなぁ〜こんなブスに何で?って思ってたんだよねー今でもわからんわ
「ねぇ、あいつ誰よ。また転入生!?この前みたいにはなりたくたい…」
どこからか聞こえるうんざりとした声。由姫のことだろう。蓮が由姫の為に生徒会の権限使ったらしいからな…
愛は人を変えるってことがよくわかったわ。昔はそんなんじゃなかったからな、
いつの間にか校舎に入り、廊下を進んでいた。進むにつれ、人気がなくなり始める。
もうそろそろか。
「ついたよっ外で待ってるね…!」
「、大丈夫か、?気をつけろよ」
珍しく拓が心配してくれた。優しいよな、こういうところ。
「ん、大丈夫。由姫も拓もありがと。じゃ、また後で」
手を振り、理事長室のドアをノックする。
「失礼します。転入生の白咲穂稀です。」
「入ってくれ」
声がするとともにドアを開け、部屋に入る。
「君が穂稀くんか。噂は由姫くんから聞いているよ 君のような秀才がこの学園に来てくれたことを本当に感謝する」
まあお世辞がうまいですね。理事長センセ。
そんな頭よくないけどねぇ…
「恐れ入ります。私もこの学園に入ることができて光栄です。」
久々にきたらやっぱ西学いいところだなーとは思った。 それをちょっと大袈裟にいっただけだし…ま、まあいいか。
「ところで由姫くんから聞いていると思うがここには暴走族がいる。気をつけるように」
気をつけるように、か
まぁ、大丈夫でしょ。だって私も合気道とか一通り習ってたし、そこらへんの人よりかは強いと思うもん。
「あぁ忘れていた。後、君は由姫くんと同じように生徒会寮に入ってもらう。部屋は由姫くんの隣だ。同じ階に住む東に案内を頼んでいる。安心してくれたまえ」
えぇ…早速nobleメンバー、か。
分かってたけどやだなぁー…舜鋭そうだし。
「はい、失礼します。理事長
転入生、俺が東だ。今から案内をするついてこい」
「あとの説明は頼んだぞ東」
「お任せください」
はぁ、由姫から一通りの説明はもらってるし、分かってるし、要らないんだけど…
まぁ断るのも変だし聞いとこっと。
ガチャっ
「失礼しました」
理事長室を後にし寮へと向かう。
「えっと…東、?先輩でしたよね?よろしくお願いします。由姫から話は聞いています。姉の穂稀です。私のこともよろしくお願いします。」
名前を覚えてない感じを出すことで嘘をついてることを隠す。あーーー、もう。舜って呼びたい。
東先輩っていうのマジだるい。
「穂稀…穂波、?ほ、なみ、、」
「どうしましたか?」
穂波…ってなんでそんな優しい声で私の名前を呼ぶの?言いたくなるじゃん。そうだよ、穂波だよ。会いたくて帰ってきちゃったって。言いたいよ。今すぐ

