次の日。

「花ー。おはよ!今日も可愛い。」
そう言って抱きついて来たのは幼馴染のみーちゃん(美華)

「花おはよ。」
同じく幼馴染のきりくん(霧人)

「花!おはよ!」
こちらも幼馴染のひろくん(大翔)

「3人とも。おはよ〜」

「ねぇ。今日さ、クラス替えだよね?誰となりたい?私は花!」
そう言ったみーちゃん。

「え、俺も花だけど?霧人は?」


「俺もだよ。花じゃないとヤダ」

3人がそう言ってくれて嬉しいな。


「えー。みんな花じゃん。でも、私の花だからね?」

「うるせーよ。」

「花は誰となりたいのー?」
ひろくんが聞いてきた。

「え、私。私は…」

頭の中では昨日のチェックのハンカチイケメンさんが写っている。

考えるだけで心が熱い。

「花?顔真っ赤だよ?」

きりくんが私の顔を覗き込んだ。

「大丈夫。ちょっと考え事してた。
あ、今日用事あったの思い出したから先行くね。」

なぜか焦ったわたしな学校まで走ることにした。

美華「あーあ。きりのせいで花行っちゃったじゃん。」

ひろ「にしても、クラス誰となりたいのか聞いただけなのに花なんであんな顔真っ赤だったのか?」


きり「……。
   ねぇ2人とももしかして花好きな人出来たんじゃない?」

美華・ひろ「「は?」」 

きり「さっきの花の顔、恋した乙女みたいな顔だった。
昨日様子おかしかったじゃん?昨日何かあったんだよ。」

ひろ「好きな人?ふざけんなよ。俺の方が百倍花のこと愛してるのに。」

美華「え、嫌だよ。私の美華なのにー。」

きり「まあまあ、2人とも落ち着いてってば。」

美華・ひろ「何言ってんの?落ち着けるわけないじゃん。きりは花のことどうでもいいの?」

きり「そんなわけ無いじゃん。花は俺にとって一番大切な人だから。俺しか向いて貰わないと困る。」

ひろ「それはむかつくけど、花に後で聞いてみないとな。」