みんなの力で呪いを解くことができた。
喜んでいると、禍々しい光を発しながらあいつがやってきた。
矢崎まなと、私たちの敵で魔王が取り付いている。
パンダ先輩をパンダの姿にしたのも魔王だ。
「何しに来たんだ…魔王」
そうたくんがにらみつけている。
「呪いが解かれたから、新しく呪おう。そう思ってきた」
魔王、相当やばい奴だ。
早く…倒さなきゃ。
「では、もう二度と邪魔されないよう呪いをかけよう」
覚悟を決めたとき、魔王の様子がおかしいことに気づいた。
「な…今更抵抗するな、矢崎」
矢崎まなとが抵抗しているみたいだ。
すると突然バタッと倒れた。
そこから黒い煙が出てきた。
「役に立たぬ奴は捨てる。新たな体を探してから呪うとしよう」
そして消えてしまった。