【side】パンダ先輩
今は、そうたとこのみ以外のメンバーで話し合っていた。
あの日のパーティー以来図書室に全く来なくなった。
心配して、同じ中1のらんかとひなに聞きに行ってもらったが、何も教えてくれなかったらしい。
やっぱり…呪いが関係しているか。
「不安だよ~、早く会いたいな」
中本はいつものんきだな…でも、今は周りを和ませている。
俺もこれ以上隠さない方がいいのかもしれないな。
覚悟を決め、あの日のこと、そうたが呪われた時のことを話し始めた。
あの日、明らかに不安げな様子で体育館から出て行ったこのみを、こっそりとそうたが追いかけていた。
もしかしたら告白!?なんてふざけて俺も追いかけると、矢崎まなとが魔王だと正体を明かした。