春と雨

「うそっ、なんでこの学校に⁉︎」

人気者なんだ……。

また人気者が増えたな……。

なんとなく目が離せなくて見つめていると、木枯くんと目があった。

えっ、ちょ、なんでこっちに来るのっ……?

「こ、木枯?お前の席はそっちじゃないんだが……」

「お前、名前は?」

「……五十嵐雨、です……」