「では会議終わります。ありがとうございました。」
やばい、遥人先輩を眺めている間に会議が終わってしまった。
「雪、俺友達と待ち合わせしてるから行くね。
気をつけて帰ってね」
「爽くん今日はありがとう！また明日ね！」
会議室を出た、そのとき
「雪ちゃん、今日ぶつかった子だよね。」
爽やかな香りとともに降ってきた声の正体は…
「遥人先輩！？え？
私の名前知ってるんですか！？」
「委員長名簿見たから。
雪ちゃんこそ、俺の名前知ってるんだね」
「は、遥人先輩は、イケメンで学年問わずモテモテで、もう1年生の間でも話題な先輩なんですから！」
「なにそれ、誰かにそうやって教えてもらったの？」
遥人先輩の言うとおり、真希ちゃんに教えてもらったことそのまま。
色々話しているうちに靴箱に着いた。
いい匂いだな
かっこいいな
今日初めて会った後輩の私ともサラッと会話続けてくれるあたり、本当にモテる人なんだろうな
気づいたらそんなことばっかり考えてた。
