「身元の確認はできてますので…………大丈夫ですか…?」

「…………はい」

俺の返事を聞いた後、顔にかかっていた白い布をとった


「それでは失礼します」



冷たい台の上に横になっていたのは…………香音だった………


「香音………香音……!
 あぁぁぁぁ……!」

俺は泣き崩れた





何で…………何でだよ………!
香音……どうして………どうしてお前は………………


もっと………自分を大切にしろよ………



お前に………そう言ったじゃん…………

どうしてだよ…!