「そうなの?」
「そうだよ
お兄さんからお姉さんへ大切なプレゼントだったんだ
だから…………お兄さんに渡してもらえるかな?」
「…………お姉さんにちゃんと返す?」
「返すよ!
これはお姉さんのだからね!」
「分かった!
じゃあこれ、お兄さんにあげる!」
「ありがとう……………大切に持っててくれて……香音との約束を守ってくれて……」
俺は手元にネックレスが戻ってきた瞬間、涙が溢れた
「お兄さん?
大丈夫?」
「大丈夫だよ…………舜君……君は自分の人生を……自分らしく歩んで……」
「どういうこと?」
「……………ごめん
舜君にはちょっと早かったかな
忘れて!」
「お兄さん…」
「じゃあ、お兄さんもう行くね!
舜君、元気でね!」
「うん!
お兄さんまたね!」
そして俺は病室を出た


