「じゃあどうして………今になって聞いたんだ?」
「やっと落ち着いたっていうのもあるけど…………同じ夢を……何度も見たんだ
顔は分からなかったけど………優しい声で私の名前を何度も呼んでいるの…………香音って……」
「……………………」
「その声を………どこかで聞いたことがあるような気がするのに……思い出せなくて……
でも…………凄く安心する声で…………その人が…凄く大切だった気がした」
「うん……」
「だからずっとそのことが引っ掛かっていて………モヤモヤしていたから………どうしても知りたくなった…………引っ越す前に」


