保育園に到着し、配達を終えたら戻るだけだから帰りも送っていくという和泉君に甘えることにした。
凛を迎えに行き、駐車場で待つ和泉君のもとへと向かう。すると車の前で待つ彼を見つけた凛は私の手を振りほどいて一目散に駆け出した。
「和泉くーん!」
「あ、ちょっと凛!?」
いくら保育園の敷地内とはいえ、ここは駐車場。周りを見ないで走り出したら危ない。幸い車の往来はなく、胸を撫で下ろしながら凛の後を追う。
「おかえり、凛ちゃん」
膝を折って腕を広げた和泉君の胸に、凛は勢いそのままに飛び込んだ。
「ただいまー」
ギューッとしがみつく凛を和泉君は優しく抱き上げた。
「俺に向かって駆けてきてくれたのは嬉しいけど、凛ちゃん、ちゃんと車がきていないか確認はした?」
「……していない」
和泉君に言われて凛は面白いほどハッとなる。そしていつも車には気をつけることと注意している私を見た。
「ごめんなさい、ママ。凛、悪いことした」
ちゃんと悪いことだと理解した凛が誇らしくて、彼女の頭をそっと撫でた。
「そうだね、ちゃんと車がきていないか見ようね」
「うん、わかった。約束ね」
そう言って薬指を立てて指切りしようという凛が愛おしくてたまらない。
「はい、約束」
指きりをして私たちは和泉君が運転する車で岐路に着いた。
「いつもごめんなさいね、和泉君。ほら、凛。もうおうちに着いたから和泉君とバイバイしなさい」
家に着いたものの、凛は和泉君に「抱っこして」と甘えた声でお願いをした。和泉君には仕事があるんだよと説明しても離れがたいのか、凛は和泉君にしがみついて離れなかった。
見かねた和泉君が凛を抱っこしてお店の中まで送ってくれたわけだけれど、明子さんに言われても凛は「まだ和泉君に帰ってほしくない」とわがままを言い出した。
凛を迎えに行き、駐車場で待つ和泉君のもとへと向かう。すると車の前で待つ彼を見つけた凛は私の手を振りほどいて一目散に駆け出した。
「和泉くーん!」
「あ、ちょっと凛!?」
いくら保育園の敷地内とはいえ、ここは駐車場。周りを見ないで走り出したら危ない。幸い車の往来はなく、胸を撫で下ろしながら凛の後を追う。
「おかえり、凛ちゃん」
膝を折って腕を広げた和泉君の胸に、凛は勢いそのままに飛び込んだ。
「ただいまー」
ギューッとしがみつく凛を和泉君は優しく抱き上げた。
「俺に向かって駆けてきてくれたのは嬉しいけど、凛ちゃん、ちゃんと車がきていないか確認はした?」
「……していない」
和泉君に言われて凛は面白いほどハッとなる。そしていつも車には気をつけることと注意している私を見た。
「ごめんなさい、ママ。凛、悪いことした」
ちゃんと悪いことだと理解した凛が誇らしくて、彼女の頭をそっと撫でた。
「そうだね、ちゃんと車がきていないか見ようね」
「うん、わかった。約束ね」
そう言って薬指を立てて指切りしようという凛が愛おしくてたまらない。
「はい、約束」
指きりをして私たちは和泉君が運転する車で岐路に着いた。
「いつもごめんなさいね、和泉君。ほら、凛。もうおうちに着いたから和泉君とバイバイしなさい」
家に着いたものの、凛は和泉君に「抱っこして」と甘えた声でお願いをした。和泉君には仕事があるんだよと説明しても離れがたいのか、凛は和泉君にしがみついて離れなかった。
見かねた和泉君が凛を抱っこしてお店の中まで送ってくれたわけだけれど、明子さんに言われても凛は「まだ和泉君に帰ってほしくない」とわがままを言い出した。



