愛が溢れた御曹司は、再会したママと娘を一生かけて幸せにする

「そうだぞ、萌。お前も孫ができたらわかる。孫はとにかく可愛すぎるんだ。今のうちに甘やかしておかないと、会ってくれなくなったら困る」

「そうね、私たちナシではいられなくしたいわね」

「そのためにも凛が帰ってくる前に急いで買ってこよう」

 こうなっては止められないと悟り、私は意気揚々と出かけていく両親を見送った。

「私もいつか凛が結婚して凛に子供ができたら、ふたりみたいに孫バカになっちゃうのかな」

 今はまだ想像さえできないけれど、そんな未来もあるんだと思うと前向きな気持ちになる。

「そろそろ凛を迎えに行こうかな」

 凛にじいじとばあばが来ていると伝えたら、大喜びするだろう。その姿を想像しながら店に立つ明子さんに伝え、私も家を後にした。


「えぇ~! じいじとばあばが来てるの? やったー! ママ、早く帰ろう」

「はいはい」

 保育園に迎えに行き、その帰り道に凛に伝えるとやっぱり大喜びした。そして私の手をぐいぐい引いて急ぎ足になる。

 いつも保育園からの帰り道は、決まって遼生さんのことを聞いてきたのに両親のおかげで今日は気が逸れたみたいだ。

 そういえば両親はいつまでいるんだろう。凛もふたりのことが大好きだし、数日はいてくれたらいいな。

 帰ったら聞こうと思い、凛と手を繋いで帰り道を急ぐ。