「いらっしゃいませ。恋人様へのプレゼントでしょうか?」
「えっ?」
すると店員はカスミソウとピンクのバラには〝幸福〟という花言葉があると説明された。
「幸福……」
呟いた瞬間、ズキッと頭が痛むと同時に四年前にここでこの花束を買った記憶が蘇った。
そうだ、萌との待ち合わせ場所に向かう途中、目に留まった花束があり、店員に花言葉を聞いて購入したんだった。
その花束は女の子を助ける際に手放した気がする。
「お客様? 大丈夫ですか?」
突然頭を抱えた俺を心配する店員に「大丈夫です」と告げ、花束を購入した。
「ありがとうございました」
歩くたびに花の匂いが鼻をかすめ、なんともいえぬ幸福感に包まれる。
この一週間で他にも様々な記憶を思い出していた。萌と初めて出会った場で貸してもらったハンカチがあった。そのお礼を選ぶ際には一日を要したことや、ふたりで出かけた旅行先で交わした言葉。それと萌にプロポーズした日のこと。どれもかけがえのない思い出だった。
「えっ?」
すると店員はカスミソウとピンクのバラには〝幸福〟という花言葉があると説明された。
「幸福……」
呟いた瞬間、ズキッと頭が痛むと同時に四年前にここでこの花束を買った記憶が蘇った。
そうだ、萌との待ち合わせ場所に向かう途中、目に留まった花束があり、店員に花言葉を聞いて購入したんだった。
その花束は女の子を助ける際に手放した気がする。
「お客様? 大丈夫ですか?」
突然頭を抱えた俺を心配する店員に「大丈夫です」と告げ、花束を購入した。
「ありがとうございました」
歩くたびに花の匂いが鼻をかすめ、なんともいえぬ幸福感に包まれる。
この一週間で他にも様々な記憶を思い出していた。萌と初めて出会った場で貸してもらったハンカチがあった。そのお礼を選ぶ際には一日を要したことや、ふたりで出かけた旅行先で交わした言葉。それと萌にプロポーズした日のこと。どれもかけがえのない思い出だった。



