男の人の涙を流す姿を始めてみて、その姿がとても綺麗で思わず息を呑んだことを今でも鮮明に覚えている。
プロポーズしてくれたのも、あのミュージカルを見た後だったよね。私たちにとってなにかと縁がある作品だ。
「ちゃんと自分の気持ちを伝えよう」
私の願望でもあるけれど、もしかしたらあの作品には私たちを結び付ける強い力がある気がするから。
電気を消してスヤスヤと眠る凛の隣に横になる。
「ママのワガママで、凛を傷つけるようなことはしたくないのにごめんね。これが最初で最後だから。……なにがあっても、ママは凛を幸せにするからね」
そっと凛の髪や頬を撫でて、愛しい温もりに触れながら眠りに就いた。
「うわぁ、人がいっぱいだね」
日曜日の午後十五時過ぎ。会場を待つ長い列に並び、凛は人の多さに驚いていた。
「そうだね。だから凛、迷子になったら大変だから絶対に手を離しちゃだめよ?」
「うん! 凛、絶対にりょーせー君から手を離さないよ」
大きな返事をして凛は遼生さんを見上げ、「ねー。りょーせー君」と言いながら小首を傾げた。
その愛らしさに遼生さんの頬は緩む。
プロポーズしてくれたのも、あのミュージカルを見た後だったよね。私たちにとってなにかと縁がある作品だ。
「ちゃんと自分の気持ちを伝えよう」
私の願望でもあるけれど、もしかしたらあの作品には私たちを結び付ける強い力がある気がするから。
電気を消してスヤスヤと眠る凛の隣に横になる。
「ママのワガママで、凛を傷つけるようなことはしたくないのにごめんね。これが最初で最後だから。……なにがあっても、ママは凛を幸せにするからね」
そっと凛の髪や頬を撫でて、愛しい温もりに触れながら眠りに就いた。
「うわぁ、人がいっぱいだね」
日曜日の午後十五時過ぎ。会場を待つ長い列に並び、凛は人の多さに驚いていた。
「そうだね。だから凛、迷子になったら大変だから絶対に手を離しちゃだめよ?」
「うん! 凛、絶対にりょーせー君から手を離さないよ」
大きな返事をして凛は遼生さんを見上げ、「ねー。りょーせー君」と言いながら小首を傾げた。
その愛らしさに遼生さんの頬は緩む。



