途中、何度も驚いた表情を見せながらも、和泉君は最後まで口を挟むことなく話を聞いてくれた。そしてすべてを話し終えると、彼は頭を抱えながらため息交じりに呟いた。
「……うん」
「だけど信じられない話だな。だって碓氷さんは萌ちゃんのことを覚えていないんだろ? それなのにまた出会って、恋に落ちるとかさ。……なんかもうそんな話を聞かされたら、運命としか言いようがない気がする」
運命、なのだろうか。だけどそれは残酷な運命でもあると思う。だって私と凛は人並みに幸せに暮らせていたはず。
遼生さんと再会したことによって、この幸せがどうなるのかわからなくなったのだから。
「それで萌ちゃんはこれからどうするつもり?」
「まだわからない。私もどうしたらいいのか……」
素直な胸の内を打ち明けると、和泉君は急に勢いよく立ち上がった。
「なにに悩んで迷っているの? 答えは簡単じゃん! 言いなよ、碓氷さんに全部」
「えっ?」
思いもよらぬ話に目を瞬かせる私に、和泉君は力強い声で続けた。
「……うん」
「だけど信じられない話だな。だって碓氷さんは萌ちゃんのことを覚えていないんだろ? それなのにまた出会って、恋に落ちるとかさ。……なんかもうそんな話を聞かされたら、運命としか言いようがない気がする」
運命、なのだろうか。だけどそれは残酷な運命でもあると思う。だって私と凛は人並みに幸せに暮らせていたはず。
遼生さんと再会したことによって、この幸せがどうなるのかわからなくなったのだから。
「それで萌ちゃんはこれからどうするつもり?」
「まだわからない。私もどうしたらいいのか……」
素直な胸の内を打ち明けると、和泉君は急に勢いよく立ち上がった。
「なにに悩んで迷っているの? 答えは簡単じゃん! 言いなよ、碓氷さんに全部」
「えっ?」
思いもよらぬ話に目を瞬かせる私に、和泉君は力強い声で続けた。



