「ブランコなんて久しぶり」
「そうなの?」
「うん、凛と一緒に来たら私はいつも押す係だから」
「なるほど。俺はいつも凛ちゃんを膝に乗せてふたり乗りしているんだ」
お互いゆらゆらとブランコを漕いでいると、和泉君が言いにくそうに切り出した。
「土曜日、凛ちゃんが『明日、りょーせー君と遊び日行くの』ってそりゃもう嬉しそうに話していてさ。俺はてっきり保育園のお友達だとばかり思っていたんだけど、もしかして凛ちゃんの言う〝りょーせー君〟って碓氷さんのことだった?」
「……うん」
なぜ和泉君が急に遼生さんのことを話し出したのか戸惑いながらも答えると、彼は力ない声で「そっか」と呟いた。
「昨日、お客さんが日曜日の夜に、凛ちゃんを抱っこした男性と萌ちゃんが三人で歩くところを見たって聞いてさ。それで気になって」
「そうだったんだ」
あの時、すれ違った人はいなかったから誰にも見られていないと思っていたけれど、違ったようだ。
「だけど、いつ凛ちゃんと知り合ったんだ? 碓氷さんはまだこっちに来て間もないよな?」
「なんか一度会っただけで凛がすごく碓氷さんに懐いちゃって」
「そうなの?」
「うん、凛と一緒に来たら私はいつも押す係だから」
「なるほど。俺はいつも凛ちゃんを膝に乗せてふたり乗りしているんだ」
お互いゆらゆらとブランコを漕いでいると、和泉君が言いにくそうに切り出した。
「土曜日、凛ちゃんが『明日、りょーせー君と遊び日行くの』ってそりゃもう嬉しそうに話していてさ。俺はてっきり保育園のお友達だとばかり思っていたんだけど、もしかして凛ちゃんの言う〝りょーせー君〟って碓氷さんのことだった?」
「……うん」
なぜ和泉君が急に遼生さんのことを話し出したのか戸惑いながらも答えると、彼は力ない声で「そっか」と呟いた。
「昨日、お客さんが日曜日の夜に、凛ちゃんを抱っこした男性と萌ちゃんが三人で歩くところを見たって聞いてさ。それで気になって」
「そうだったんだ」
あの時、すれ違った人はいなかったから誰にも見られていないと思っていたけれど、違ったようだ。
「だけど、いつ凛ちゃんと知り合ったんだ? 碓氷さんはまだこっちに来て間もないよな?」
「なんか一度会っただけで凛がすごく碓氷さんに懐いちゃって」



