君にありがとう【相馬】






「着いていかないよ!それに、私は相馬に一途なんだから」



 全力で抗議する咲が、少し面白かった。

 それに、『一途』か。

 すごく嬉しかった。



「あれ?相馬どうしたの?」



 不思議そうに首をかしげる咲。

 どうやら、俺は照れたらしい。

 顔に熱を感じた。



「いや、なんでも」

「そう?私、あなたの恋人になれて嬉しいの!」



 無邪気にそう話されて、ドキンッと胸が鳴った。

 あ……。

 やっぱり、俺はこいつには敵わないみたいだ。

 永遠に、惚れ続けるのかもしれない。