ポロポロ溢れる涙を指で拭ってくれて、そのまま誓いのキスを交わした。
ゆっくり唇が離れ、視線が絡み合って――潤んだ瞳のまま、微笑んだ。
「私も蒼永が世界で一番大好き」
「…今の咲玖、めちゃくちゃかわいかった」
「えっ?」
「誰にも見られなくてよかった」
「どういうこと?」
「本当は俺だけがかわいい咲玖を独り占めしたいから」
「…前撮りで散々見たでしょ?」
「まだ足りないよ。
これからもずっと、俺しか知らない咲玖を見せてね」
「……っ!もう…っ」
今だって、十分見せてるはずなのに。
それでもまだまだ足りないっていう欲張りなあなたが、愛おしくて仕方ない。
「おめでとう!」
「二人ともおめでとう!」
家族や友人たちからのフラワーシャワー。
舞い踊る花びらに祝福され、私たちは新たな未来を歩み始めた。
いつ、どんな時でも支えてくれて、たくさんの愛情を注いでくれた家族。
この家族の元に生まれたから、私たちは出会えた。
楽しいことをたくさん共有して、時には一緒に悩んだり泣いたりしてくれた友人たち。
特に桃ちゃんと大志くんの友人代表スピーチでは、最初から涙が止まらなかった。
色んな人と出会い繋がり、支えられてここまできた。
そして、この先の未来もずっと、あなたと一緒に歩んでいける幸せと向き合っていきたい。
「蒼永、これからもよろしくね」
「こちらこそ」
これから先も永遠に、あなたの隣を独り占めさせてね。
fin.



