クールな許嫁の甘い独り占め。Ⅱ




「……、いいよ」

「え?」

「蒼永がしたいことして、いいよ……?」

「――…!」


耳まで真っ赤になってるのがわかるから、蒼永から目を逸らす。
でも、覆い被さるように近づかれて、耳元に吐息がかかった。


「……それ、本気にしていいやつ?」

「……」


目が合わせられないまま、こくりと頷く。

い、言っちゃった――…!!
もう後には引けない……っ。

最高潮にドキドキが止まらない。


「――えっ!?」


急にふわっと体が浮いたかと思うと、抱っこされていた。
そのまま蒼永はスタスタとリビングを出る。


「あ、蒼永!?」


いつの間にTVの電源消したの!?とか今どうでもいいことが頭を過ぎる。
蒼永の部屋に連れて行かれ、ベッドの上に下ろされた。

――あ、もうこれは…覚悟決めないとダメなやつ……。

い、今どんな下着付けてたっけ……?
こ、こうゆう時って――、


「しゃ、シャワーとか…」

「後で一緒に入ろ」

「っ!?」

「――ごめん、もう待てない」

「……っ」


私を見下ろす瞳が見たこともないくらい艶っぽく、飢えた狼のようだった。
この瞳に見つめられたら、金縛りみたいに動けなくなって――、外の雨音とか風の音とか全部聞こえなくなった。