クールな許嫁の甘い独り占め。Ⅱ



しかも、恋愛の欄に「思わぬ強敵現る」って書いてあるんですけど!?
どういうことなの!?


「咲玖、それ貸して」


蒼永は私のおみくじを受け取ると、自分の大吉のおみくじと重ねて一つにして、木の枝に結んだ。


「大吉なのに結んじゃうの?」
「一緒にしておけば運気が中和されるかも」
「な、なるほど!」


なんかちょっと、二人で運命共有してる感じがして、夫婦っぽい!
えへへ、嬉しいな。


「あ、ごめん、電話だ」
「誰から?」
「……母さんだ」
「えっ」


何かあったのかな……?


「…もしもし。うん、うん、えっ……」


蒼永の表情がみるみる変わる。


「大丈夫なの?そう……。
わかった、また連絡して」


蒼永はものすごく暗い表情で通話を終えた。


「永美里さん、何かあったの?」

「じいちゃんが…倒れたって……」

「えっ!?」

「今、父さんがいなくて、病院には行けたみたいだけど……」


おじいさまが倒れたなんて……!
永美里さんも身重で大変なのに!


「うちの家族に連絡する!!」


パパは多分今日も在宅だし、おじいちゃんとおばあちゃんも来てくれるかも!


「もしもしパパ!?あのね、大変なの!」


掻い摘んで話して、パパはすぐに永美里さんに連絡すると言ってくれた。
おじいちゃんにも連絡してくれるみたいなので、あとはパパに任せておけば大丈夫。