クールな許嫁の甘い独り占め。Ⅱ



「神前式かぁ。白無垢も素敵だよね〜」

「ドレスより白無垢が着たいの?」

「えー迷う」


どっちも着てみたいかも。
蒼永なら袴もタキシードもどっちでも似合いそうだし!

あの花嫁さんと花婿さん、とても幸せそうだな。
いいなぁ――……

チラッと自分の左薬指に目をやり、いつか自分も挙式を……なんて夢を馳せてしまう。
ううん、夢じゃないんだよね。

近い未来に叶うことなんだ――。


「咲玖、」

「ん?……っ!」


呼ばれて振り向いた直後に、軽く触れるだけのキスをされた。


「予行練習する?」

「…人がいるからっ」


なんて言いつつ、内心にやけてしまいそうな自分が憎い。

横目で新郎新婦の末永い幸せを祈りつつ、私たちもお参りした。

――これからもずっと蒼永と一緒にいられますように。

あとあと、永美里さんが元気な赤ちゃん産めますように。

しっかりとお参りをした後、おみくじを発見。
おみくじがあったら引かなきゃだよね〜。


「……えっ、凶!?」
「凶ってほんとにあるんだ」


私も初めて見たんですけど!?


「蒼永は?」
「大吉」


何なのこの差は……。