「神前式かぁ。白無垢も素敵だよね〜」
「ドレスより白無垢が着たいの?」
「えー迷う」
どっちも着てみたいかも。
蒼永なら袴もタキシードもどっちでも似合いそうだし!
あの花嫁さんと花婿さん、とても幸せそうだな。
いいなぁ――……
チラッと自分の左薬指に目をやり、いつか自分も挙式を……なんて夢を馳せてしまう。
ううん、夢じゃないんだよね。
近い未来に叶うことなんだ――。
「咲玖、」
「ん?……っ!」
呼ばれて振り向いた直後に、軽く触れるだけのキスをされた。
「予行練習する?」
「…人がいるからっ」
なんて言いつつ、内心にやけてしまいそうな自分が憎い。
横目で新郎新婦の末永い幸せを祈りつつ、私たちもお参りした。
――これからもずっと蒼永と一緒にいられますように。
あとあと、永美里さんが元気な赤ちゃん産めますように。
しっかりとお参りをした後、おみくじを発見。
おみくじがあったら引かなきゃだよね〜。
「……えっ、凶!?」
「凶ってほんとにあるんだ」
私も初めて見たんですけど!?
「蒼永は?」
「大吉」
何なのこの差は……。



