私もそれに続いて、 葛生君の隣の空いている席に座る。 急いで教科書とノートを取り出して、机の上に広げる。 幸い、この授業はまだ始まったばかりで、 何とか授業にもついていけそうだった。 私は、頭の中に残る今朝の光景を振り払うように必死に手を動かした。