葛生君はその依頼のほとんどに 出向いていっている。 「”死神”は一体何を考えているんだ。」 お父さんは、不愉快そうに 顔をしかめている。 「”死神”ってさ、どんなやつなんだろうね?」 弟は、この食卓の雰囲気を分かってなのか、 それともわからずなのか、 無邪気にそんなことを言う。 「”死にたいという人たちの死ぬ手伝いをする” って言ってるんでしょ?」 弟につられて、お母さんが話し出す。