他のベッドは、使用中のように見えるけれど、 診察中なのか、そこには誰もいなかった。 一番奥の窓際のベッドのカーテンを開く。 そこには、ベッドに腰掛ける1人の女性がいた。 「こんにちは」 女性は、突然の私たちの訪問に 少し驚いた風だったけれど、 落ち着いた声でそう言い、 優しく微笑んでくれた。