そして、その依頼のいくつかで 葛生君と共に現場に向かったことがある。 もしかしたら、 私の力で、また人を助けられるかもしれない と思ったのだ。 そして、そう思っているのは葛生君もまた 同じようだった。 できることなら、生かしたまま助けたい。 それが私たちの、人助けの考え方だ。