「葛生君って、笑えるんだね。」 調子に乗ってそんなことを言うと、 「あ?うるせえ」 と悪態をつかれた。 何だか私も、葛生君の扱いが慣れてきている。 ちょっと、笑いが溢れた。 窓の外には、雲ひとつない晴天の空が広がっている。 美弥ちゃんがどこに転校したのかは わからない。 けれど、 きっと今はもう泣いていないと思う。 もう雨は上がったよね?