それから数日、毎朝乗っている同じ時間の電車に 美弥ちゃんの姿はなかった。 「瀬名美弥、転校したってさ。」 その声に隣の席を見ると、 頬杖をつきながら、 葛生君がこっちを見ていた。 「え?」 思わず聞き返すと、 「お疲れ」 と葛生君がちょっと笑った。