私たちはまた図書室に戻った。 「最低限のことしかできなかったかもしれない。」 そう言って、肩をガックリと落とした。 「あの親に、子供を思う気持ちがあるなら、 大丈夫なんじゃねえの。」 葛生君は、 そう言ってポンと私の肩を叩いた。 励ましているつもりなのかもしれない。