朝、電車の中には美弥ちゃんの姿はなかった。 葛生君と手分けして話を聞くと、 一時限目と二時限目の国語が自習に変わったというクラスがあった。 間違いなく、朝の時間に両親と共に 美弥ちゃんはやってくるのだろう。 葛生君と共に図書室に身を潜めてその時を待った。 来賓客の入口は、渡り廊下からが一番見える。 廊下に誰もいないことを確認しながら、 交互に様子を見にいく。