「お前、何者だ?」 葛生君の視線が私を捉えている。 「瀬名美弥に何をした?」 葛生君の声が静かになったその空間に 響いた。 私が美弥ちゃんを抱きしめた時に、 美弥ちゃんの記憶の一部を消した。 彼女は今、この旧校舎に来るまでの 記憶を失っている。