リスタート



「お前に何ができるんだよ。」

葛生君の声に怒りが混じっている。



きっと、私が

今まで彼女を見て見ぬふりしてきた人たちと同じように、

調子のいい事を言って死を免れさせようとしているのだと

思っているのかもしれない。




でも、私は、そんな人たちとは

違う。




私は葛生君をじっと見返して、

「できるよ。」

とだけ短く言った。