全力で階段を駆け下りながら、 「具合が悪い」 なんて言う生徒はいない。 わかっている。 けれど、そんなことを気にしている余裕はない。 後ろで先生が何かを言っているのが聞こえる。 けれど、私は振り返らなかった。