何世代も続く一族同士の争いは、治まることを知らず、その能力の継承者が途絶えるまで行われた。 その結果、残存している能力者は『記憶を操作できる』一族だけと言われている。 私の祖先は、『記憶を操作できる』能力を使い、能力者たちの記憶から自分たちの記憶を消し去ってしまうことで争いを逃れ、一族を守ったのだ。 このように、能力者同士が争いを勃発することもあるのだ。 そのため、その『死神』と名乗る男も、どのような人物かを知る前にこちらの存在に気付かせるわけにはいかない。