『死神』の時同様、面白半分でそのユーザーに質問を投げかけた。
ところが、このユーザーの証言はどれもはっきりとしない、曖昧なものや、矛盾するような内容が多かったため、
「嘘ではないか」とあまり意見を支持する人は出てこなかった。
ただ、これもまた不思議な話ではあるのだが、
このユーザーの他にも数名、「記憶を操ることができる」と話す人間に会ったと言う者がいるのだ。
その人らの言うところによれば、その人物は「嫌な記憶や苦しい記憶を消すことが出来る」と話すのだという。
多くの人々はその話を半信半疑で聞いているのだが、
それを信じる一部のユーザーと、『死神』ネタに便乗して騒ぎたいユーザーの一部がその人物のことを
『(記憶の)掃除屋』と呼び、
何か人の生死に関わるような話題が起こる度に『死神』同様、「掃除屋の仕業か」と騒ぎ立てるのだった。



