授業が終わり、帰りの準備をしていると、いつもよりどっと疲れが感じられた。 今日はいろいろなことがあったし、 なにより、隣の席の今もなお、私の事をじっと睨んでいる”お隣さん”のせいで、 余計に疲れが増しているように思える。 葛生君は、帰りの準備もせずに、何かを言いたげな表情でずっとこちらを見ている。 椅子に横向きに座り、背もたれと机それぞれに両肘を置いて、明らかに私の方だけを向いている。