彼女の背中が他の学生の姿にかき消されたのを確認してから、階段のほうに戻る。 すると、階段わきの教室から、さっきの男子学生たちと思われる声が聞こえてきた。 「さっき、セナミヤいたよ!」 嬉々としてそう言う男子学生に対して、 「うわ、まじかよ」 「見たかったー!」 と他の男子生徒が嘆くのが聞こえる。 悔しがる友人たちに、さっきの男子生徒と思われる学生は少し得意げに美弥ちゃんの可愛さについて語っている。