リスタート



せめて、彼女にその声が届かなければいいのだけど…


そう祈りながら、彼らの前を横切る。


「セナミヤじゃん!」

「やべー、かわいい」

「ばっか、お前声でけえよ。聞こえる!」


口々にそんなことを言いながら、まるでアイドルでも見るかのような表情で彼女を目で追っている。