「一年生?」 彼女の履いている靴を見ながら、尋ねる。 女の子は、しまったというような顔をしながら 「はい」と小さく答えた。 「いやいや、たまたま靴の色が目に入ったから聞いただけ」 「別に学年なんて気にしないよ」と付け加えると、女の子は再びほっとしたような面持ちに変わる。 なんとなく相手に聞いてばかりも申し訳ない気がして、 「私は二年生」と靴の色を見せながら言う。