「はいじゃこれからのことを話すわね」
二人でぐずぐず泣いていたら結構時間が経っていた。もう二人の目は真っ赤だしちょっと酸欠気味なような気がする・・・
「あの、まず聞きたいんですけど・・・」
「ストップ!折角だし、敬語はやめて!」
「え、でも・・・」
相手は日本の最高神だよ?いいの?
「私がいいって言ってるからいいの!」
「まぁ、そうですけど・・・」
「それに・・・一度でいいから相手と対等な関係になりたい・・・みんな私のこと最高神だからって敬うの」
悲しそうに目を伏せる天照大神様をみてると何か、罪悪感が生まれてくるんだけど!
「わか、った」
「ホント⁉︎やったぁ!」
天照大神様はさっきとは打って変わって嬉しそうに顔を綻ばせる。
「それじゃあさ、私のことも天照大神様じゃなくって、あだ名で呼んでよ!」
「え⁉︎えっとね・・・それじゃあ、あ、天ちゃんとか・・・は?」
「それ採用!ふふ、天ちゃん天ちゃん」
(あだ名つけてこんな嬉しそうにはしゃぐ人初めてみたわ)
「こほん。じゃあ、話を戻そっか。で、かえでちゃんはさっきなんて言おうとしてたの?」
「あ、えっと、わたし、元の歴史今の時点で結構変えてるような気がするんだけど、これって大丈夫?」
「そこらへんは大丈夫!ほら、あれドラ◯もん理論!」
「・・・?」
「ほら、第一話でそんな話があったじゃん。東京から大阪まで行くのに徒歩でも電車でも飛行機でもオッケー!結局は全部大阪に着くからってやつ」
「・・・あー確かにそう言う話あったね。あれと同じ理論なんだ、この世界も・・・」
「あ、でもちょっと制約はあるよ。例えば元の世界では生きてる人が死んじゃったりするとちょっとまずいかな・・・」
「え?そうなの?」
「うん。別に元々死んでた人が生き延びて長生きする分にはいいんだけどね。それに、普通の戦士ならまだしも、偉人とかで誤死があるのが一番やばい」
「偉人・・・定義は?」
「うーん、かえでちゃんが名前を聞いて『あ、この人こんなことした人だ!』って気づく人が定義って考えていいよ」
「なるほど・・・」
「それ以外は誤死があってもこっちで修正できるから」
「わかった。あと、あっちで携帯電話とかって使えるの?まだ電話しかしたことないけど」
「調べることはできないかな。写真をとったり、メールをしたり、スマホゲームみたいなことはできるわ」
「え?メールもできるの?ってか圏外にならない?」
「私が天からWi-Fi飛ばしておくから、全国でしよう可能よ」
「マジか・・・」
天からWi-Fi飛ばすってなんかものすごいチグハグな感じ。
「あとなんか質問ある?」
「うーん、なんかあったような気がするけど・・・思い出せない・・・!」
「じゃあ、とりあえず今日は帰ろっか。私もあなたに四六時中干渉できるわけじゃないし」
「あ、そうなの?」
「こっちもこっちで制約があるのよ・・・次干渉できるのは・・・早くて二ヶ月後かしら?」
「うぅ、長い・・・」
「まぁ、ずっと会えないってわけじゃないし。それに、みんな心配してるわよ」
「・・・あ」
「とりあえずあの人達に無事を知らせてあげて」
「わかった。いろいろありがとう、天ちゃん」
「ううん、こっちこそ」
天ちゃんがスッと目を閉じるとつられるようにわたしに眠気が襲ってくる。抗わずに目を瞑るとわたしの意識はゆっくり沈んでいった。
二人でぐずぐず泣いていたら結構時間が経っていた。もう二人の目は真っ赤だしちょっと酸欠気味なような気がする・・・
「あの、まず聞きたいんですけど・・・」
「ストップ!折角だし、敬語はやめて!」
「え、でも・・・」
相手は日本の最高神だよ?いいの?
「私がいいって言ってるからいいの!」
「まぁ、そうですけど・・・」
「それに・・・一度でいいから相手と対等な関係になりたい・・・みんな私のこと最高神だからって敬うの」
悲しそうに目を伏せる天照大神様をみてると何か、罪悪感が生まれてくるんだけど!
「わか、った」
「ホント⁉︎やったぁ!」
天照大神様はさっきとは打って変わって嬉しそうに顔を綻ばせる。
「それじゃあさ、私のことも天照大神様じゃなくって、あだ名で呼んでよ!」
「え⁉︎えっとね・・・それじゃあ、あ、天ちゃんとか・・・は?」
「それ採用!ふふ、天ちゃん天ちゃん」
(あだ名つけてこんな嬉しそうにはしゃぐ人初めてみたわ)
「こほん。じゃあ、話を戻そっか。で、かえでちゃんはさっきなんて言おうとしてたの?」
「あ、えっと、わたし、元の歴史今の時点で結構変えてるような気がするんだけど、これって大丈夫?」
「そこらへんは大丈夫!ほら、あれドラ◯もん理論!」
「・・・?」
「ほら、第一話でそんな話があったじゃん。東京から大阪まで行くのに徒歩でも電車でも飛行機でもオッケー!結局は全部大阪に着くからってやつ」
「・・・あー確かにそう言う話あったね。あれと同じ理論なんだ、この世界も・・・」
「あ、でもちょっと制約はあるよ。例えば元の世界では生きてる人が死んじゃったりするとちょっとまずいかな・・・」
「え?そうなの?」
「うん。別に元々死んでた人が生き延びて長生きする分にはいいんだけどね。それに、普通の戦士ならまだしも、偉人とかで誤死があるのが一番やばい」
「偉人・・・定義は?」
「うーん、かえでちゃんが名前を聞いて『あ、この人こんなことした人だ!』って気づく人が定義って考えていいよ」
「なるほど・・・」
「それ以外は誤死があってもこっちで修正できるから」
「わかった。あと、あっちで携帯電話とかって使えるの?まだ電話しかしたことないけど」
「調べることはできないかな。写真をとったり、メールをしたり、スマホゲームみたいなことはできるわ」
「え?メールもできるの?ってか圏外にならない?」
「私が天からWi-Fi飛ばしておくから、全国でしよう可能よ」
「マジか・・・」
天からWi-Fi飛ばすってなんかものすごいチグハグな感じ。
「あとなんか質問ある?」
「うーん、なんかあったような気がするけど・・・思い出せない・・・!」
「じゃあ、とりあえず今日は帰ろっか。私もあなたに四六時中干渉できるわけじゃないし」
「あ、そうなの?」
「こっちもこっちで制約があるのよ・・・次干渉できるのは・・・早くて二ヶ月後かしら?」
「うぅ、長い・・・」
「まぁ、ずっと会えないってわけじゃないし。それに、みんな心配してるわよ」
「・・・あ」
「とりあえずあの人達に無事を知らせてあげて」
「わかった。いろいろありがとう、天ちゃん」
「ううん、こっちこそ」
天ちゃんがスッと目を閉じるとつられるようにわたしに眠気が襲ってくる。抗わずに目を瞑るとわたしの意識はゆっくり沈んでいった。