ささっと準備を終えて玄関に行くと既に二人が待っていた。
「遅い。行くぞ」
わたしの姿を確認した土方さんがガラッと扉を開ける。
わたしは少し駆け足で土方さんと山南さんに着いて行く。
すると二人が外に出た瞬間、待ち構えてたの!ってぐらいの人が土方さんと山南さんに寄ってくる。
「ねぇ、おにい、うちと一緒に遊びに行かへん?」
「あ、ずっこい、おにい、あの女よりうちと清水でも行きまひょうや」
(えっと・・・この状況は一体・・・?)
(でも、確かに二人ってイケメンだよね・・・いや、屯所のメンバー全員か)
今思い返せば土方さんや佐之さん、一さんは正統系のイケメンだし、山南さんや源さんは優しい系のイケメン。
総司さんはあざとい系だし平助くんは元気系で・・・近藤さんは厳ついけど笑うとドキってするし新八ちゃんは馬鹿だけど黙ってたらかっこいい。
(あれ・・・こう考えると新撰組メンバー良物物件すぎない?ってかわたし、どうすればいいの・・・?)
わたしが困って土方さんたちの方に目を向けると目が合った山南さんが土方さんに何か耳打ちする。
彼は真剣な顔でそれを聞くと、女の子たちに何か言ってからわたしの方へ向かう。
(え⁉︎なんでこっち来るの⁉︎女子の視線キツすぎて死ぬんだけど)
「ちょっと、あの子誰?」
「髪色化け物みたいじゃない。近づいて来ないでほしいわ」
結構グサグサと言われてその場に立ち止まる。
(やめて、そんな事言わないで・・・!)
「大丈夫です、か?」
いつの間にか近くにいた山南さんに腕を叩かれてハッと顔を上げる。
「いや、大丈夫だろ」
「こら土方さん、そんな簡単に大丈夫って言わないでくださいよ」
(あ、えっと・・・?)
「かえで、大丈夫だろ?さっさと行くぞ」
「病み上がり気味なんだから調子悪かったらいつでも言ってくださいね?」
頭の上で交わされる真反対な意見やり取りにわたしは呆然としてしまったが、すぐに歩き始めた。
「大丈夫です、行きましょ!」
女の子たちの影口はまだ続いていたけど、わたしは全然気にならなかった。
「遅い。行くぞ」
わたしの姿を確認した土方さんがガラッと扉を開ける。
わたしは少し駆け足で土方さんと山南さんに着いて行く。
すると二人が外に出た瞬間、待ち構えてたの!ってぐらいの人が土方さんと山南さんに寄ってくる。
「ねぇ、おにい、うちと一緒に遊びに行かへん?」
「あ、ずっこい、おにい、あの女よりうちと清水でも行きまひょうや」
(えっと・・・この状況は一体・・・?)
(でも、確かに二人ってイケメンだよね・・・いや、屯所のメンバー全員か)
今思い返せば土方さんや佐之さん、一さんは正統系のイケメンだし、山南さんや源さんは優しい系のイケメン。
総司さんはあざとい系だし平助くんは元気系で・・・近藤さんは厳ついけど笑うとドキってするし新八ちゃんは馬鹿だけど黙ってたらかっこいい。
(あれ・・・こう考えると新撰組メンバー良物物件すぎない?ってかわたし、どうすればいいの・・・?)
わたしが困って土方さんたちの方に目を向けると目が合った山南さんが土方さんに何か耳打ちする。
彼は真剣な顔でそれを聞くと、女の子たちに何か言ってからわたしの方へ向かう。
(え⁉︎なんでこっち来るの⁉︎女子の視線キツすぎて死ぬんだけど)
「ちょっと、あの子誰?」
「髪色化け物みたいじゃない。近づいて来ないでほしいわ」
結構グサグサと言われてその場に立ち止まる。
(やめて、そんな事言わないで・・・!)
「大丈夫です、か?」
いつの間にか近くにいた山南さんに腕を叩かれてハッと顔を上げる。
「いや、大丈夫だろ」
「こら土方さん、そんな簡単に大丈夫って言わないでくださいよ」
(あ、えっと・・・?)
「かえで、大丈夫だろ?さっさと行くぞ」
「病み上がり気味なんだから調子悪かったらいつでも言ってくださいね?」
頭の上で交わされる真反対な意見やり取りにわたしは呆然としてしまったが、すぐに歩き始めた。
「大丈夫です、行きましょ!」
女の子たちの影口はまだ続いていたけど、わたしは全然気にならなかった。