「あ〜!かえでちゃんやっときたぁ!」
わたしが走ってみんなのところに戻ると総司さんが腰に手を当てて待っていた。勿論、他の三人も一緒に、だ。
「遅いぞ、かえで!もうみんな行っちまったぜ!」
平助くんのも総司さんと同じように腰に手を当てている。背が違いからまるで兄弟だ。
「ごめん!みんな待たせちゃって!じゃ行こ!」
しばらく歩いていると大きな建物が見えた。あれが会津藩のお屋敷だ。
「じゃあ、ここから気を引き締めてね」
総司さんの言葉に真面目に頷く。
「じゃあ行こうか。」
(そういえば、ここで急遽、剣術披露あったよね・・・誰と誰がペアだっけ・・・?)
必死に記憶を掘り下げる。
(確か・・・第一試合が土方さんと平助くん、第二試合が新八ちゃんと一さん。第三試合が平山五郎と佐伯又三郎で最後が総司さん山南さん・・・だったような)
その後に棒術や柔術もあったはず。
(えっと、誰だっけな・・・確か・・・)
「何考えている?」
「え、あ、何でもないよ」
「そうか」
そして無言で去っていく一さん。
(ちょっとびっくりした・・・)
いつのまにか総司さんと平助くんもいなくなっている。
(あ、試合準備に行ったのかな?)
そんな事を思っているうちに準備が終わったらしい。前の方で近藤さんと知らない二人声が聞こえる。
(多分・・・松平容保様と芹沢さんかな?)
「それではこれより、剣術、棒術、及び柔術の御前試合を行う!」
突然の近藤さんんお大声にびっくりして声の主の方を振り返る。
「まず第一試合。土方歳三義豊対藤堂平助藤原宣虎!」
(あ、始まるみたい)
わたしが走ってみんなのところに戻ると総司さんが腰に手を当てて待っていた。勿論、他の三人も一緒に、だ。
「遅いぞ、かえで!もうみんな行っちまったぜ!」
平助くんのも総司さんと同じように腰に手を当てている。背が違いからまるで兄弟だ。
「ごめん!みんな待たせちゃって!じゃ行こ!」
しばらく歩いていると大きな建物が見えた。あれが会津藩のお屋敷だ。
「じゃあ、ここから気を引き締めてね」
総司さんの言葉に真面目に頷く。
「じゃあ行こうか。」
(そういえば、ここで急遽、剣術披露あったよね・・・誰と誰がペアだっけ・・・?)
必死に記憶を掘り下げる。
(確か・・・第一試合が土方さんと平助くん、第二試合が新八ちゃんと一さん。第三試合が平山五郎と佐伯又三郎で最後が総司さん山南さん・・・だったような)
その後に棒術や柔術もあったはず。
(えっと、誰だっけな・・・確か・・・)
「何考えている?」
「え、あ、何でもないよ」
「そうか」
そして無言で去っていく一さん。
(ちょっとびっくりした・・・)
いつのまにか総司さんと平助くんもいなくなっている。
(あ、試合準備に行ったのかな?)
そんな事を思っているうちに準備が終わったらしい。前の方で近藤さんと知らない二人声が聞こえる。
(多分・・・松平容保様と芹沢さんかな?)
「それではこれより、剣術、棒術、及び柔術の御前試合を行う!」
突然の近藤さんんお大声にびっくりして声の主の方を振り返る。
「まず第一試合。土方歳三義豊対藤堂平助藤原宣虎!」
(あ、始まるみたい)