翌日。
私はヒントをもとに、ある行動にでることにした。朝から世那にメッセージをいれて呼び出した。
「おはよー唯。どしたのよ土曜の朝から呼び出すなんて。」
眠そうな世那。
休みの日、こいつはほぼ一日寝て過ごすのを私は知っている。
だがしかし今日は試したい。
「おはよセナ。せっかくの休みだし、デートしようと思って。」
「どしたの!?そりゃ俺はうれしーけど。」
「まぁ、心境の変化よ。さ、いこー。今日は海見たいなぁ。横浜でもいってみよっか?」
「いーね、色々まわってみるか。」
スマホで色々お店を探しながら私達は電車で横浜に向かった。
中華街で小籠包を食べ、山下公園で散歩をし、みなとみらいへ。
洋服を見たり、本屋さんへ行ったり、美味しそうなスイーツを買ったり……。
横浜を堪能しすぎたらしく、気づいたら日が暮れていた。
「夜景でもみてから帰るかー。」
「そおだね。」
そう言って私は世那の手を取った。
小さい頃は毎日繋いでた手。
久しぶりに繋いだ手は、とても大きくなっていた。
「唯?」
顔を真っ赤にした世那。
ちょっとびっくりしてるらしい。
あんなにいつも女の子が寄ってきてたのに、こいつほんとになんにもしてなかったのかな?
「だって、デートでしょ?」
笑いながら私は言った。
世那は緊張してるみたいだけど、私はなにか違う。とても懐かしい感じしかしない。
久しぶりに手を繋いだから、ではなくもっと古い記憶。
そう、この記憶の正体が知りたくて世那を誘った。
昔から世那を知っている気がしていた。
子供の頃からではなく、もっと古い記憶。
私がわたしでなかったとき、世那も世那ではなかったとき。
おそらく私達は知っている。
魂が、呼び合っているのだ。
あぁ、そういうことだったのか。
『わかったよ私。私は何度もこの朝倉家に転生して、何度も世那と出逢っていたんだね。』
蒼に心の中で話しかけた。
『そうだな。』
また少しクスクスと笑っている。
『これは、運命だからまた出逢ったの?』
『おそらく、そうだ。』
『運命は、いつも私達を縛っているの?』
『そうだ。』
強い絆、とやらか。
でもね蒼。
私はいつも同じ相手を運命だけで縛りたくないんだ。
きっとほんとに好きなら……お互いが好きなら、また運命は繋がるはず。
私は全神経を集中した。
蒼の力を上回るために。
視えた!
私と世那の、絆。
赤い糸が。
それをそっと左手で掬い、世那と繋いでいた右手を離した。
そして右手に全神経を集中させ、鋏を私の力で作り上げた。
『おい、唯!?なにをするんだ!?』
『生まれる前からの縁なんて、世那の気持ちじゃないでしょう?』
ぱちん。
そう言って私は赤い糸を断ち切った。
私はヒントをもとに、ある行動にでることにした。朝から世那にメッセージをいれて呼び出した。
「おはよー唯。どしたのよ土曜の朝から呼び出すなんて。」
眠そうな世那。
休みの日、こいつはほぼ一日寝て過ごすのを私は知っている。
だがしかし今日は試したい。
「おはよセナ。せっかくの休みだし、デートしようと思って。」
「どしたの!?そりゃ俺はうれしーけど。」
「まぁ、心境の変化よ。さ、いこー。今日は海見たいなぁ。横浜でもいってみよっか?」
「いーね、色々まわってみるか。」
スマホで色々お店を探しながら私達は電車で横浜に向かった。
中華街で小籠包を食べ、山下公園で散歩をし、みなとみらいへ。
洋服を見たり、本屋さんへ行ったり、美味しそうなスイーツを買ったり……。
横浜を堪能しすぎたらしく、気づいたら日が暮れていた。
「夜景でもみてから帰るかー。」
「そおだね。」
そう言って私は世那の手を取った。
小さい頃は毎日繋いでた手。
久しぶりに繋いだ手は、とても大きくなっていた。
「唯?」
顔を真っ赤にした世那。
ちょっとびっくりしてるらしい。
あんなにいつも女の子が寄ってきてたのに、こいつほんとになんにもしてなかったのかな?
「だって、デートでしょ?」
笑いながら私は言った。
世那は緊張してるみたいだけど、私はなにか違う。とても懐かしい感じしかしない。
久しぶりに手を繋いだから、ではなくもっと古い記憶。
そう、この記憶の正体が知りたくて世那を誘った。
昔から世那を知っている気がしていた。
子供の頃からではなく、もっと古い記憶。
私がわたしでなかったとき、世那も世那ではなかったとき。
おそらく私達は知っている。
魂が、呼び合っているのだ。
あぁ、そういうことだったのか。
『わかったよ私。私は何度もこの朝倉家に転生して、何度も世那と出逢っていたんだね。』
蒼に心の中で話しかけた。
『そうだな。』
また少しクスクスと笑っている。
『これは、運命だからまた出逢ったの?』
『おそらく、そうだ。』
『運命は、いつも私達を縛っているの?』
『そうだ。』
強い絆、とやらか。
でもね蒼。
私はいつも同じ相手を運命だけで縛りたくないんだ。
きっとほんとに好きなら……お互いが好きなら、また運命は繋がるはず。
私は全神経を集中した。
蒼の力を上回るために。
視えた!
私と世那の、絆。
赤い糸が。
それをそっと左手で掬い、世那と繋いでいた右手を離した。
そして右手に全神経を集中させ、鋏を私の力で作り上げた。
『おい、唯!?なにをするんだ!?』
『生まれる前からの縁なんて、世那の気持ちじゃないでしょう?』
ぱちん。
そう言って私は赤い糸を断ち切った。



